赤坂柿山

青森県津軽郡津軽村金生村で、
大地主の父と母のもとに生まれる。
乱れた生活を送りながらも、
走れメロスや人間失格
などの名作を
執筆した。

暗澹とした作風が有名ですが
おもわず笑ってしまう作品や
女性的感性を含んだ作品など
太宰の作風は多彩なのです。
ぜひ太宰の新たな一面をご覧あれ

没落貴族となった主人公のかず子と彼女
を取り巻く三人の人物の滅びの様を描い
た作品。かず子の心情が退廃的に、女性
的に描かれています。また、当時の女性
の社会的地位に焦点が当てられた作品。

犬に恐怖を抱く主人公と、妙な縁から
飼うことになってしまった野良犬との
結末を描いた作品。犬に襲われぬよう
媚びを売る主人公ですが、その結果
犬に好かれてしまう姿は滑稽です。

14歳の少女の1日を描いた作品です。
物語というよりもエッセイの色が強い
ですが、思春期の少女が抱く繚乱で、
されど清らかな心境が読み取れる
非常に美しい作品です。